『SWITCH presents メディアアートとスタートアップ』 感想 #RAC2013
「六本木アートカレッジ」*1の
『SWITCH presents メディアアートとスタートアップ』 回に参加しました。
スピーカーはメディア・アーティストの真鍋大度さん、
モデレーターはエンジニア・起業家の徳井直生さん。
真鍋さんといえば、カンヌのPerfumeパフォーマンスが最近話題になりましたね。
セッションの中で紹介された過去のデモや案件もおもしろくて
非常に刺激になりました。
メディアアートの世界は、iPhoneなどスマホが普及し
環境が整ったことで一気に広がりをみせているそうです。*2
便利になったからこそ、アイデアで勝負する。
トークの中で印象に残ったのが、
「技術的なこと、ツールはみんなに公開している、
どうやってつくったかを公開しても、
作品としての自分の強みは他にあるのでダメージを受けない。
便利になったからこそ、アイデアで勝負できる。」
といったことを、話されていたこと。
これを聞いて思い出したのが、3年前に参加した『school of design2』の公開授業。*3
デザインのコツをまとめた本をつくる過程の中で
受講者の
「仕事の手法を詳細に記した本を出すと買った人がマネして、
結局(コピーしたような)同じような人間ができるのでは?」
という質問に、
クリエイティブディレクターの水野学さんが似たようなことを返していました。*4
「HOWTO本(仕事の内容を紹介した本など)の中に書いてあるようなことは
「基礎体力」部分、その程度。
もっと上のレベルの人にとっては当たり前のことなので、出してもまねされても困らない。
むしろ、それでデザインの質があがるなら、そっちのほうがいい。」
2つの話を通して感じたこと
ツールの使い方(技術)を極めるのは当たり前のこととして、
そこで止まらず、いかにそれを使いこなして、新しいアイデアをつくりあげていくのか、
といったところに、本質はあるんだなと再確認できました。
…とはいえ、技術もまだまだのでこっちもがんばるぞー。
スクール・オブ・グラフィックデザイン―デザインと仕事、108のコツ。
- 作者: 古平正義,水野学,山田英二,平林奈緒美
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